- 開催日: 2025年12月7日（日曜）
- 開催回: 5回中京2日
- 発走時刻: 15時40分
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距離: 1,800メートル（ダート・左）
レース傾向分析
中京ダ1800mはコーナー4つの持続力勝負になりやすく、1～2コーナーまでにある程度の位置を取れる先行〜好位差しが有利。向正面でのロングスパートが鍵で、ラストだけ切れるタイプより4F持続して脚を使える馬が強い。GⅠらしくペースは平均～やや速め想定で、タフな流れに対応できるスタミナと、最後に12秒前後をねじ伏せる底力が求められる。
軸馬先生の本命馬
印 馬情報 スコア 短評 ◎ (12) ナルカミ 97.8 3歳にしてダート中距離JpnⅠジャパンDCを完勝、不来方賞含め2000m戦での内容が圧巻。先行して自らペースを作りつつ、上がりもまとめられる総合力は世代トップクラス。いわき特別でもハイラップを引っ張り後続に影を踏ませず、中京ダ1800mの持続戦はまさに守備範囲。斤量57kgも同世代GⅠ級と比較すれば許容範囲で、戸崎圭太とのコンビ継続も心強い。 本命ナルカミを選んだ最大の理由は、ダート中距離戦で見せてきた先行しての圧倒的な持続力と安定感。地方の深い砂でも終いまで力強く伸び切っており、パワー型の走りは中京の力の要るダートにマッチする。自ら動いて押し切る競馬ができるため展開に左右されにくく、3歳勢の中でも完成度が高い現状なら、ここでも勝ち負けの中心と判断した。
注目馬
印 馬情報 スコア 短評 ◯ (8) ウィルソンテソーロ 95.6 JBCクラシックは不向きな馬場と展開で5着も、南部杯では1分34秒3で圧勝と能力は現役トップクラス。帝王賞・ドバイWCでも善戦し、ワールドワイドな実績はメンバー随一。以前この舞台でチャンピオンズCを制しており、中京ダ1800m適性は証明済み。川田騎手とのコンビ継続で、好位から早めに進出できれば再びGⅠタイトルに手が届く地力がある。 ▲ (9) アウトレンジ 93.2 平安Sを好位抜け出しで快勝し、帝王賞でもミッキーファイトとハナ差の2着と一流どころ相手に互角以上。機動力のある先行脚質で砂を被っても問題なく、自ら動いていけるのが強み。みやこSは不良馬場で脚を取られ気味の内容で度外視可能。タフな中京替わりはむしろ歓迎で、スムーズに3～4番手を取れれば上位争い濃厚。 △ (2) ダブルハートボンド 91.8 三宮S・みやこSと1800m重賞を2勝し、地方2000mJpnⅢでも2着と持続力型牝馬の完成型。先行してラストまで長く脚を使えるタイプで、みやこSでも不良馬場を2番手から押し切る横綱相撲。ここは一気の相手強化だが、斤量据え置き56kgで内目の好枠。ハイペースになり過ぎなければ牡馬一線級とも十分互角に戦える。 ☆ (7) ラムジェット 90.5 ドバイWC9着後も海外遠征の疲れを感じさせず、帝王賞・コリアCとタフなローテを皆勤。スタート後は後方待機でも長く良い脚を使えるのが持ち味で、みやこSでは大外一気で4着まで追い込んだ内容が光る。中京ダ1800mの消耗戦になれば末脚の持続力が生きる可能性大で、展開ひとつで直線外から強烈に突っ込んでくるシーンも。 13データベース詳細診断
🎯 波乱度指数：64（やや高い）
- 実績上位馬が多数並ぶ一方で、ダート転向初GⅠのシックスペンスや急成長中の3歳勢など不確定要素も多い構成。
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逃げ・先行馬が複数いてペースも読みにくく、展開次第で人気薄の差し・追い込みが台頭する余地が十分ある。
🏇 穴馬激走シグナル
- 該当馬：10テンカジョウ、14ペプチドナイル
- 根拠：テンカジョウは牝馬限定の交流重賞で2着続きと地力を強化中で、牡馬混合のここでも末脚は見劣らない。JBCレディスクラシック2着と船橋1800mでの実績は、中京ダ1800mのスタミナ戦に直結しやすい。ペプチドナイルはフェブラリーS4着・南部杯3着の高速マイル血統ながら、先行して長く脚を使える粘り強さが魅力。ブリンカー着用で集中力が増せば距離延長でも一変の可能性。
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激走確率：テンカジョウ18％、ペプチドナイル15％（同舞台GⅠにおける交流重賞好走牝馬・距離延長先行馬の激走パターンを参考に試算）
🧬 血統×馬場相性TOP3
- 12番：サンダースノー産駒×中京ダ1800m＝96点
→ 砂質の重いダートでの持続力に秀で、先行してラストまでしぶとく粘るタイプが多い配合。ナルカミのレースぶりと完全合致。 - 8番：キタサンブラック産駒×中京ダ1800m＝94点
→ スタミナとパワーが武器で、4コーナーからのロングスパート戦に強い。ウィルソンテソーロのように芝的なスピードとダート適性の両立も魅力。 - 9番：レガーロ産駒×中距離ダート＝91点
→ サンプルは少ないが、父譲りの持久力と母系キングカメハメハの中距離適性が噛み合い、1900～2000mで高パフォーマンスを発揮。1800mへの距離短縮にも対応しやすい。
🎪 調教師パターン該当
- 12番：サンダースノー産駒×中京ダ1800m＝96点
- 田中博康厩舎（12ナルカミ）：地方交流戦を使いながらじっくりとステップを踏ませ、JpnⅡ→JpnⅠを連勝させてから中央GⅠに挑むローテは、過去のダート路線でも好成績のパターン。逃げ・先行力のある馬を完成してから一気に頂点へ持ってくる傾向に合致。
- 大久保龍志厩舎（2ダブルハートボンド・9アウトレンジ）：ダート中距離重賞での仕上げに定評があり、叩き2戦目・3戦目でピークを合わせてくるタイプが多い。特にアウトレンジは平安S→帝王賞での成長曲線がわかりやすく、みやこS凡走後の巻き返しパターン。
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高木登厩舎（8ウィルソンテソーロ）：海外遠征や地方交流を織り交ぜつつ、本番GⅠに合わせてメンタルと状態を整えてくるローテ構築が巧み。中距離ダートの大舞台で仕上がりの良さが目立つ厩舎の一つ。
穴馬先生の厳選馬
馬情報 短評 (10) テンカジョウ 交流重賞で強豪牝馬相手にエンプレス杯1着、レディスプレリュード・JBCレディスクラシックで2着と安定して上位に食い込んできた実績は高く評価できる。牡馬混合戦は初めてだが、2100m戦で見せたスタミナと、1600〜1800mでの先行力は中京ダ1800mのタフな流れにマッチ。今回初めてGⅠの一線級と激突することで人気は手頃に収まりそうで、展開ひとつで3着以内に飛び込むだけでも大きな配当妙味が期待できる存在。◎◯▲△☆とは別ラインの「交流牝馬路線上がり」というキャラクターを買いたい。 推奨買い目とその根拠
🎯 本線（回収率重視）
馬券種：三連単フォーメーション 12 → 8,9,2 → 1,2,3,7,8,9,10,11,13,16（計27点）
- 根拠：勝ち切るポテンシャルはナルカミが一枚上と見て1着固定。2列目には総合力と実績が高いウィルソンテソーロ・アウトレンジ・ダブルハートボンドを配置し、先行〜好位組の決着を想定。3列目は人気どころに加え、展開ひとつで浮上しうるテンカジョウ・シックスペンス・ルクソールカフェらも拾い、中穴決着時の高配当を狙う構成。
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推奨投資額：各100円＝2,700円
📈 抑え（的中率重視）
馬券種：馬連 12 - 8,9,2（計3点）
- 根拠：本線三連単が外れても、ナルカミが連対を確保すると想定し、相手の本線3頭との組み合わせでカバー。人気サイド同士の決着でもある程度の払い戻しが期待でき、トータルの的中率と資金効率を両立する狙い。
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推奨投資額：各600円＝1,800円
💎 大穴狙い（一発逆転）
馬券種：ワイド 10 - 12,8,9（計3点）
- 根拠：穴馬テンカジョウの激走を前提に、本命級3頭との組み合わせで高配当のワイドを狙う構図。3着以内に食い込むだけでもワイドの妙味は十分で、人気薄の好走があった際のリターンを最大化する役割を担う。
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推奨投資額：各300円＝900円
推奨投資額合計：5,400円
展開予想
スタート直後は1ウィリアムバローズ、2ダブルハートボンド、9アウトレンジ、12ナルカミあたりが前に出て、内の1・2と12が先行集団、その直後外目に9という隊列。10テンカジョウ・8ウィルソンテソーロは好位〜中団の外目で流れを見つつ追走し、7ラムジェット・15ペリエールは中団後ろ、11シックスペンスはダート初戦で様子を見ながら中団あたりを進む形。向正面で隊列が落ち着いた後、3コーナー過ぎからナルカミが早めにペースアップし、アウトレンジ・ダブルハートボンド・ウィルソンテソーロがそれをマーク。4コーナーでは12が先頭、外から8と9が並びかけ、内で粘る2、その外から7と10が追い上げる。直線は12ナルカミが渋太く踏ん張り、8ウィルソンテソーロ・9アウトレンジ・2ダブルハートボンドが追撃する構図。この展開で最も恩恵を受けるのは、先行して自らレースを支配できるナルカミと、好位外からスムーズに脚を使えるウィルソンテソーロ。一方で、後方待機勢は前が止まりにくいタフなGⅠペースのため、直線だけでまとめて差すのはやや厳しいシナリオとなる。
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