こんにちはすてらんです。
正しいお金の知識・経済の仕組みを理解するブログ!PinkRoseへようこそ。

あなたは、「経済」「景気」ってどういう意味か知っていますか?

学校で学んだりやんわりとはイメージ出来るが、具体的にはわからない!という方が多いのではないでしょうか?
今日は、「経済」や「景気」、「金融機関」の正しい知識を身につけましょう。

経済とは

広辞苑で「経済」について調べると以下の3つが出てきます。

「経国済民」

国を治めて人民を救うこと。政治

「生産」「分配」「消費」

人が共同生活を行う上で、「生産」「分配」「消費」の行為・過程、並びにそれを通じて形成される人と人との社会関係

倹約

お金のかからないこと。費用をかけない。効率がいいこと
経済的な○○~、エコな○○など

大学にある経済学部というのは、効率的な経済活動を研究し学ぶ学問のことを指します。

経済が動くとは

お金を介するすべての活動が「経済」です!

【政府】

財政活動をしている

企業から税金を「納税」してもらうかわりに、企業に対して「公共事業」や「産業振興」を提供している。
家計(消費者)から税金を「納税」してもらうかわりに、家計(消費者)に対して「社会保障」や「公共サービス」を提供している。

【企業】

生産活動をしている

政府から公共サービスや社会保障サービスを受けるかわりに、政府へ税金を「納税」している。
家計(消費者)から労働力を提供してもらうかわりに、対価として賃金を支払っている。

【家計】(消費者)

消費活動をしている

政府から社会保障や公共サービスを受けるかわりに、政府へ税金を「納税」している。
企業に労働力を提供するかわりに、対価として賃金を受け取っている。

金融機関の仕組み

金融機関の役割は「お金を融通する」ことです。

【家計】(消費者)

金融機関にお金を預貯金するかわりに、銀行から利子を受け取ります。

【企業】

金融機関から融資を受けるかわりに、銀行に利子を払います。
融資されたお金で、設備投資や雇用拡大をします。

【金融機関】

消費者からお金を預かって、企業に貸付することで利子を貰い、一部を消費者に還元します。(利ざや)

お金が余ったところから、足りないところに動かす事。これを金融といいます。

景気って何?

経済全般の大きなトレンドのこと

景気は常に変動しており、波打っています。

景気の谷=不況期

不況期には政府が税金を下げるなど景気対策を実行することで景気の回復を目指します。

景気の山=好況期

景気はずっと好況を維持することは出来ない様々な要因が原因で景気は縮小していきます。

「景気」とは、あくまでトレンドの全体を捉えた傾向(トレンド)です。

なぜ循環を繰り返す?

景気は絶えず循環を繰り返しているものです。

「需要と供給のバランス」が市場における自由な競争を産んでいる。

例えば、とある企業の株価が上がれば、今株を売れば儲かると思ってうる人たちが増え、たくさん売られれば株価は安くなります。

景気循環の4つの波道

キチン波

周期が3~4年、40ヶ月程度の周期で好不調を繰り返すという景気循環です。

このような波動になるのは、企業の在庫投資の増減がリンクしていると考えられています。
短期的な景気循環であるキチン波は、企業の短期的な生産計画と消費者の短期的な購買計画との関係によって起こります。

商品の在庫に合わせて景気の循環が起こります。
これをキチン波といいます。

ジュグラー波

ジュグラー波は10年の周期の中期波動です。
キチンの波よりは長期に好不調を繰り返します。

このような波動になるのは、企業が行う設備投資の増減がリンクしていると考えられています。

景気循環のなかでも基本的な循環と言われていて、主循環といわれます。

設備投資の増減をきっかけに、物価・金利・生産量などにも影響があり、景気の循環が生まれます。
これをジュグラー波といいます。

クズネッツ波

クズネッツ波は20年の中期波動の景気循環です。
ジュグラー波よりやや長い波動の景気循環になります。

このような波動になるのは、住宅・建築投資の増減がリンクしていると考えられています。

景気循環の20年は住宅・建築投資の耐用年数です。
住宅の買い替えは大体20年、それをきっかけに家具や家電を買い替えたり、引っ越しをしたりします。

住宅・建築投資の増減をきっかけに起きる経済波動です。
これをクズネッツ波といいます。

コンドラチェフ波

コンドラチェフ波は約50年の長期波動で「大循環」です。

この長期で大きな景気拡大が起きるのは「技術革新」がリンクしていると考えられています。
生産や流通のあり方に技術革新が起きた場合、50年の長期波動の景気循環が生まれます。
これをコンドラチェフ波といいます。

※ここでは4つ波の名前なんて覚えなくていいので、「景気とはいろんな要因が重なって、循環している」ということを覚えてください。

今現在は景気は良い?悪い?

景気というのは自分が置かれている立場や環境によっても捉え方が変わってきます。
全体のトレンドを見る時に「景気動向指数」という指数があります。
景気動向指数については別の記事で詳しく紹介します。

まとめ

経済とは、「政府の財政活動」「企業の生産活動」「家計の消費活動」この3つの活動によって成り立っている!
経済活動とは、お金を介するすべての活動が「経済」!
金融とは、お金が余ったところから、足りないところに動かす事!
景気とは、経済全般の大きなトレンドのことで、いろいろな要因が重なって、絶えず循環し続けている!